日本人の主食でもあるお米。皆さんは猫にお米を与えても良いのか気になった事はありませんか?もしかするとあなたの飼い猫が勝手にお米を食べてしまうかもしれません。そんな時どのようにして対処すれば良いのでしょうか?今回はそんな疑問についてご紹介します。
猫にはお米を与えない方がいいって本当?
結論から言いますと猫にお米を与えても問題はありません。お米は穀物の一種であり、日本はもちろん!東南アジアなどでも主食として食べられています。タンパク質やビタミンや食物繊維などの栄養素がたくさん含まれているため猫に害するような成分はないです。そのため猫にお米を与えても問題はありません。
ただし、生米は猫に与えない方がいいといえるでしょう。炊いているお米に比べて炊いていない生米は消化がしにくいため猫の体に大きな負担がかかってしまい、下痢や嘔吐などを起こしてしまう可能性があるからです。
猫にお米を与えるメリット・デメリット
- 水分補給(米麹・甘酒)
- 『食物繊維』や『タンパク質』などの栄養摂取
- 腹持ちがいい
- エネルギー補給
- 消化がしにくく、体調不良を起こす可能性がある
- 米アレルギーの原因になる
- カロリーが高すぎる
- 下痢や嘔吐の原因(生米など)
猫にお米を与える時の注意点
猫に与えると危険な食べ物はたくさんあります。代表的なものとしてはたまねぎ・にら・にんにく・アボカド・チョコレートなどが有名ですがお米は与えても危険はありません。また、お米を使った猫用の手作りご飯もあるくらいです。しかし、犬や猫は穀物の消化が苦手なので無理に与える必要はありません。猫にお米を与える際に注意することをご紹介します。
生米
生米は消化がしにくく下痢や嘔吐を引き起こす要因になるため、猫にお米を与える時は必ず炊いてあるお米を与えてください。
お米のとぎ汁
お米のとぎ汁も与えないようにしましょう。お米には汚れや農薬や害虫などが付着していることがあるため、お米を研ぐことによってそれらを落とします。そのため、とぎ汁に汚れや農薬が含まれている恐れがあり、猫が食中毒を起こしてしまう可能性があるからです。
お米アレルギー
穀物アレルギーの中でもお米は一般的にアレルギーが起きにくい食べ物と知られています。しかし猫によってはアレルギーの反応を起こす猫もいます。アレルギーの症状としては皮膚の痒みや下痢・嘔吐などがあります。痒みによって毛を掻きむしったりすることによって、脱毛や傷口から菌が入ったりしてしまうので注意してください。なので初めてお米をあげる時は、少しの量を与えて猫の様子を見てみましょう。アレルギー症状がでた場合には、必ず獣医さんに診てもらいましょう。ちなみに猫の食物のアレルギーの原因で最も多いものは『肉』らしいです。
猫に白米以外の米ぬかや玄米は与えてもいいの?
お米の種類の中でも米ぬか、玄米、米粉、麹などの様々な食材があります。これらの食材はお米と同様に消化することが難しいことを理解しておくことが大切です。ですがこれらの食材は猫が食べてしまったとしても問題はありませんので安心してください。
米ぬか
米ぬかはキャットフードに使用されていたりする事もあるので猫が食べても問題ない食材です。米ぬかには食物繊維やビタミンBなどが多く含まれています。食物繊維はお腹の調子を整えてくれて栄養素をしっかりと摂れるためお通じを良くしてくれます。便秘を解消する効果もあるため、愛猫の健康を維持するためには必要な栄養素になります。また、米ぬかには抗がん作用がある成分も豊富に含まれているため尿路結石などを予防することもできるそうです。
玄米
玄米は白米に比べて食物繊維やビタミンが多く含まれています。しかし玄米は消化がされにくい為あまりおすすめはしませんが、どうしても玄米をあげたい場合は水分を多くするなど工夫をして消化されやすいようにする必要があるでしょう。
米粉
米粉はお米との成分に違いはなく、お米を小さな粉状にしたものです。なので、お米と同じく水分と熱をあたえることで猫に与えれます。米粉を使用して猫用のカップケーキやクッキーなどのおやつも作ることができます。
米麹
米麹は消化がとても良く、猫に与えても問題ありません。米麹から作られている甘酒は栄養価も多くあるため栄養補給になります。そして消化吸収もしやすいため、食欲が落ちてしまった老猫の水分補給・栄養補給にも効果的と言えるでしょう。しかし、糖度やカロリーが高いので与え過ぎてしまうと肥満の原因にもなってしまうので、適量を守り水で薄めるなどして与えるようにしましょう。
ねこまんま
ねこまんまとはお米にお味噌汁や鰹節をかけたものです。猫には与えない方がよいでしょう。お味噌汁や鰹節は塩分が高いので猫にはよくありません。一昔前はよく猫に与えていたそうですが、今ではキャットフード浸透してきたのでねこまんまを与えることはほとんどないようです。
中には異常に穀物の消化が苦手な体質の猫もいるので必要以上に与えないようにしましょう。また猫が最もなりやすい病気が腎臓病です。この腎臓病の初期症状としてよく嘔吐することが確認できます。
猫が吐いた時には腎臓病の可能性も!?
お米などの穀物を食べて吐いた場合は腎臓病の可能性もあるので腎臓病の原因・症状を知っておきましょう。
猫の腎臓病の原因を知っておこう!
実は、腎臓病は、猫の死因で1番多い病気だと言われています。
猫の腎臓病とは、いったいどんな病気なのでしょうか?
老廃物を、尿として排出してくれるネフロンという物質があります。
このネフロンが減ってしまうことで、腎臓の機能に、異常がでてしまいます。
実はネフロンが減る原因は、まだハッキリわかっていないようですが、与えるキャットフードの影響や猫の体質が少なからず関係しているといわれています。
猫は、水をあまり飲まない動物なことで有名です。
猫の先祖は、砂漠で暮らしていたため、のどの渇きに鈍感なんですね。
この「のどの渇きに鈍感」なのが原因で水分不足・腎臓病になりやすいのではないかとも考えられますね。
どれほど飼い主さんが、猫の健康に配慮しても、腎臓病になることがあります。
7才を超えたシニア期の猫では、なんと30~40パーセントが、腎臓病をかかえているとも言われており、腎臓病は猫の命にもかかわる病気です。
猫を愛する飼い主の身としては、できるかぎり予防してあげたいですよね。
猫が腎臓病になってしまった時の症状は?
腎臓は、体内の老廃物を排出したり、水の量を調整する重要な役割があります。
そのため、腎臓の機能が落ちてしまうと、猫の体にさまざまな影響をあたえます。
- 水を飲む量、回数が増える
- 食欲がおちる
- 吐く
- 口が臭う
- 体重がへる
- おしっこの量が増える
やはり飼い主さんから目に見えてわかりやすい症状が飲水量の増加で「普段よりよく飲んでいる」というレベルではなく、過剰な飲み方をするのが特徴です。
体の外に老廃物をうまく出せず、おしっこにも異常がでてしまいます。
体に毒素が溜まった事により、「吐く、口が臭う」といったことも起こるので、そういった体の不調から食欲が落ちて痩せてしまいます。
上記のような症状が出ていた場合は、病気が進んでいる恐れがあるので、すぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
猫にどのくらいの量のお米を与えてもいいの?
猫にお米を与える時、はたしてどのくらいの量をあげればよいのでしょうか?それは猫の体重や年齢、消化器官の状態によりお米を与える量も変わっていきます。基本情報としてお米は大体100gで約130kcalになります。それでは子猫・成猫・老猫ではどのようにお米の量を与えていいのかご紹介していきます。
子猫の場合
子猫の場合は成長に必要なカロリーを考えると5~10g程度のお米を与えましょう。生後12ヶ月未満、体重1㎏未満の子猫だと1日の摂取カロリーは約80kcalです。
成猫の場合
成猫の場合は10~30g程度のお米を与えましょう。成猫で生後12ヶ月から7歳で体重が3~5㎏なら必要なカロリーは約320kcalです。
老猫の場合
老猫の場合は消化器官などが弱ってきているので積極的にお米を与える必要はありません。基本の量は少量で与えるようにしましょう。老猫の様子も見ながら注意して与えましょう。
おすすめの無添加で高品質なプレミアムキャットフードモグニャン
モグニャンは、株式会社レティシアンが販売している、プレミアムキャットフードです。
レティシアンはキャットフードだけでなく、ドッグフードも販売しています。
どれも人気が高く、食材の質にこだわった、プレミアムフードばかりです。
モグニャンは、「ヒューマングレード」な、キャットフードです。
ヒューマングレードとは、「ヒトが口にしても問題ない」キャットフードで、高品質・無添加にこだわりぬいた商品です。
では、モグニャンは具体的にどんなこだわりがあるのか、特徴・原料などを見ていきましょう!
モグニャンの特徴
モグニャンキャットフードの特徴は以下の通りです。
- グレインフリー(麦や米、とうもろこしなどの穀類を、使用していません)
- 着色料不使用
- 香料不使用
- 酸化防止剤不使用
- 主原料に白身魚をたっぷり使用で、たんぱく質豊富
- すべての年齢の猫にあたえてOK
- すべての猫種にあたえてOK
- 厳しい基準を設けた工場で、徹底した品質管理
- 0.5~1センチの小さめの粒で子猫やシニア猫も食べやすい
こだわりが詰まったモグニャンの特徴を見ただけでも、市販のキャットフードとの違い・質の高さを感じますね。
<モグニャン原材料>
白身魚・サツマイモ・エンドウ豆・サーモンオイル・ひよこ豆・レンズ豆
ヒマワリオイル・フィッシュスープ・ミネラル類・ビタミン類・ビール酵母
オリーブオイル・アマニ・アルファルファ・バナナ・リンゴ・クランベリー
カボチャ・セイヨウタンポポ
モグニャンの成分
たんぱく質30.0% 水分 7.0%
脂質 16.0% オメガ6脂肪酸1.00%
粗繊維 3.50% オメガ3脂肪酸2.10%
粗灰分 8.0% カロリー(代謝エネルギー):365kcal/100g
プレミアムキャットフードであるモグニャンは白身魚をたっぷり使用していますね。
原材料は、たんぱく質の源、お魚・野菜・果物など、とてもシンプルですが、酸化防止剤や着色料・香料など、添加物は一切使用しておらず、穀物でカサ増しもされていないので、高品質ですしアレルギーがある子にも、やさしいキャットフードということが分かりますね!
まとめ
- 生米は与えてはいけない
- 猫にお米を与えても問題はない
- 栄養摂取やエネルギー補給になる
- 米粉を使い猫用クッキーなどのおやつも作れる!
- お米を与え過ぎるのはよくない
- 消化がしにくい
- お米アレルギーには気を付けて!
猫にお米を与えても問題はありませんが、猫の年齢に合わせて与える量を考える必要がありますね。お米は栄養素もあり腹持ちがよく、エネルギー補給になるというメリットもありますが、お米の種類を理解をし与えない方がよいものを把握しておくとよいでしょう。米粉を使って猫用のおやつを作ってみるのも良さそうですね!
まとめると、猫には無理にお米を与える必要はありません。
今回は猫にお米を食べさせても大丈夫なのか?についてご紹介しました。参考になれば幸いです。